-*- Table of contents -*-
  1. キーボード選択の意義
  2. 配列から見たキーボード
    1. QWERTY(JISキーボード)
    2. US QWERTY
    3. Dvorak
    4. 親指シフト(NICOLA配列)
  3. スイッチから見たキーボード
  4. 形状から見たキーボード
    1. キーの数
    2. キーピッチ
    3. アイソレーションキーボード
    4. ステップ
    5. キートップ形状
    6. 左右分割
  5. つくりからみたキーボード
  6. Nキーロールオーバー
  7. 接続方法から見たキーボード
    1. USB A
    2. MicroUSB B
    3. PS/2
    4. USB型専用無線(2.4GHz)
    5. Unifying
    6. Bluetooth
  8. 値段について
  9. 各種スイッチ
    1. メンブレン
    2. リベルタッチ(特殊メンブレン)
    3. パンタグラフ
    4. メカニカル
    5. CHERRY MX 赤軸(メカニカル)
    6. CHERRY MX 茶軸(メカニカル)
    7. CHERRY MX 青軸(メカニカル)
    8. CHERRY MX 黒軸(メカニカル)
    9. CHERRY MX 緑軸(メカニカル)
    10. CHERRY MX 灰軸(ダークグレー軸)(メカニカル)
    11. それ以外のCHERRY MXスイッチ
    12. Matias
    13. 静電容量無接点
    14. バックリングスプリング(座屈バネ)
  10. 個人的な歴史と選定方法
  11. インプレッション
    1. IBM PC JX純正キーボード (ALPS緑軸)
    2. Sun Type3 キーボード (メンブレン)
    3. IBM Aptiva 純正キーボード (メンブレン)
    4. ワープロ HITACHI with me
    5. ワープロ NEC 文豪
    6. Sony VAIO MX2 純正キーボード (メンブレン)
    7. FILCO 剣 (ALPS簡易黒軸)
    8. ラップトップ IBM ThinkPad G40
    9. Logicool メンブレンキーボード
    10. Owltech Mechanical Keyboard CHERRY MX 青軸
    11. ThinkPad e440 ラップトップ
    12. SANWA SUPLY USB&PS/2スリムキーボード SKB-SL10SV (パンタグラフ)
    13. NEC MATE 付属キーボード (メンブレン)
    14. hp Pavilion x2-10 ラップトップ
    15. CENTURY BLACK PAWN CHERRY MX 灰軸(ダークグレー軸)
    16. CENTURY BLACK ROOK CHERRY MX 緑軸
  12. BLACK PAWN 灰軸 と BLACK ROOK 緑軸の使い分け
-*- ReasonSet -*-

キーボードの選び方とその違い

キーボード選択の意義

キーボードの存在は、多くのユーザーが軽視しがちです。単純な質問として、パソコンユーザーに対して、あなたが購入するとしたら、マウスとキーボード、どちら?という質問をした時に、マウスと答える人のほうが多い、ということがまずそれを示しています。

配列から見たキーボード

QWERTY(JISキーボード)

一般的な英字/日本語配列の日本語キーボードがJISキーボードです。

QWERTYというのは英字配列(記号を除き、英数字)で、タイプライターの配列に準じた伝統的な配列です。 タイプライターに隣接したキーをタイプすると絡まりやすいという問題があったために誕生し、英文において隣接する文字が登場しづらく(とはいえ不完全)、かつデモンストレーションのためにtypewriterという文字列を高速にタイプできる配列にしたものです。 化石の代表例とされていますが、その一時しのぎは現在も標準として定着しています。

英字配列は特別なものを除けばQWERTYであると考えて間違いありません。

そして、かな刻印のあるキーボードは特別なもの以外JISキーボードであると考えて間違いありません。 また、半角/全角キー、変換キー、無変換キー、ひらがな/カタカナキーなども日本語キーボード固有のものです。

標準のJISキーボードはJP106ですが、Windowsキーとメニューキーを加えたJP109のほうが一般的です。 なお、JP109は対応するWindowsとして古いWindowsが指定されている場合がありますが、これは最新のWindowsに対応していると記載するためにはWindowsキーのキートップに最新のWindowsのロゴを表示しなければならないためです。 特にUSBキーボードの場合、新しいWindowsで動作しないということはまずありません。

HHKBをはじめ一部のキーボードはShiftの上をEisu-toggleでなくCtrlにしています。

US QWERTY

日本で普通に販売されているキーボードで配列が通常と異なるものとして最も多いのはUSキーボードです。

これはUS(アメリカ)の標準キーボードで、PC用英字キーボード(US101)とWindows用英字キーボード(US104)になります。

一見、半角/全角キーなどの有無でしかないように見えますが、実際は記号部分にかなりの差があります。 例えば数字キーをShiftした記号は、JP106では

!"#$%&'()

ですが(0のShiftはなし)、US101では

!`#$%^&*()

ですし、半角/全角キーのある部分に~が当てられています。中段と上段の右側にある記号は全く異なります。

また、JPキーボードではShiftの上はEisu-toggleですが、USキーボードではCtrlです。

Dvorak

ドヴォラック配列、といいます。ちなみに、アントニン・ドヴォルザークと同じスペルです。

英語配列でも特殊なもので、使用頻度の高いキーが中段に、そして母音が左手、子音が左手という配列で指の移動距離を下げ、高速なタイピングを可能にするものです。

Drorak配列は、英文タイピストのための特別な配列だと言うことができます。 しかし、ローマ字タイピングは基本的に母音と子音が交互にくるため、Dvorak配列によって英文以上にリズミカルである上になかなか都合の良い配列になっているという特徴があります。 ただ、kとyが左手にあるため、あ行、か行、や行、じゃ行は全て左手でこなすことになります。

Dvorak配列を勧める人は多いのですが、まずDvorakキーボードは稀で、日本語のDvorakキーボードはほとんどなく、さらに言えばホームポジションで打つ人しか意味がないなどかなりハードルが高い配列です。 さらにいえば、ショートカットキーやviのキーバインディングなどはQWERTYを前提としているので、Dvorakにすることで効率が下がり、覚えにくくなるという問題があります。

QWERTYキーボードを使いながらDvorakの配列で使用することも可能なので、必ずしもDvorak配列のためにDvorakキーボードを購入する必要はないかもしれません。

Dvorak派の方にQWERTYに対して政治的な悪言を連ねる方がいますが、実際はそんなことはありません。単純に、既存ユーザーの慣れと環境の差、つまりは市場原理です。遅かったのです。

親指シフト(NICOLA配列)

親指シフトは富士通のワープロで採用されていた特殊な日本語配列です。

親指シフトを使えば日本語が1文字1ストロークで済む、とメリットが説明されることが多いのですが、それはかな打ちでも同じことです。 かな打ちに対するアドバンテージは、かな打ちのように多くのキーを打つ必要がなく、基本的にホームポジションで打つことができるという点です。タイピスト向きの発想であるといえるでしょう。

ちなみに、かな打ちでは濁点、半濁点は別キーであるため若干増え、天声人語4日分の書き写しによって試された資料によれば、親指シフト3735(1.0)に対してJISかな4110(1.1)、ローマ字6474(1.7)であったとされています。

親指シフトは通常ならスペースキーのあるべき部分に左右2つのシフトキーが搭載されており、これが日本語入力に対するモディファイアキーとなっています。

日本語に特化した特殊配列で、タイピスト向けのスペシャルです。また、富士通ワープロでなじんだユーザーには親指シフトでパソコンが使えるのはメリットであるとも言えます。

タッチタイピングができなければまともに打てないキーボードであるため、矯正装置としても働きます。

スペースキーを分割することはできないため、基本的には親指シフトを使いたいのであれば専用キーボードが必要になります。とはいえ、JISキーボードでできないこともありません。

スイッチから見たキーボード

キーボードにおいてキートップを押した時に実際にどのような仕組みで認識されるかという部分を担うスイッチ、そして押し込んだ後どのようにしてキートップを戻すかというアクチュエータに種類があり、これにより感覚が全く異なるキーボードになります。

種類としては

  • メンブレン方式 : 安価なものに多い。一般にタッチは悪いとされている
  • パンタグラフ方式 : 薄型のものに多い。ストロークは浅い
  • メカニカルスイッチ方式 : 機械的なスイッチを採用。特性はスイッチの種類により様々
  • 静電容量無接点方式 : 高級キーボードで有名。ふんわりしたタッチが多い
  • バックリングスプリング(座屈バネ)方式 : 古のIBMキーボードで使われていたもの。Unicompキーボードが採用。非常に重いタッチ
  • タッチパッド方式 : タッチセンサーを持つパッド上にキートップが描かれ、触れた座標によってキーを認識する方式。基本的に押すことはできない
  • 光学方式 : キートップをレーザーで机描画し、指の動きを光学認識してキーを認識する方式。

があります。

タッチパッド方式は、極めて薄型化したい場合、マウスカーソル用タッチパッドを兼用したい場合などに採用されます。 光学方式はSF感があるためマニア向けのもので普通のものではありません。

形状から見たキーボード

キーの数

JP109キーボードの場合、「全てのキー」があれば109鍵になります。 これをフルキーボードと言います。

これに加えてメディアキー(メール起動、再生、早送り)などを備え、さらにキー数が増えるものもあります。

最初に削られるのが右側にある数値キー、「テンキー」です。 テンキーレスと呼ばれ、元々テンキーは他に存在するキーを再配置したものであるため、テンキーがなくなることにより入力できなくなるキーはありません。 テンキーレスの場合90鍵となります(メニューキー、右Windowsキーなし、Fnキーなし)。

表計算や電卓アプリによって数値入力が多い人にはテンキーは重要になります。そうでない人にはあまり必要がありません。 単独のテンキーキーボードも存在しますが、Windowsではよく動作するものの、Linuxでは動作しないことが多く、あまり使えません。

さらに左右3分割されているうちの右側、Delete、Homeキーなどをなくし、上側、EscキーやF1キーなどもなくして、カーソルキーをコンパクトに組み込んだものは61鍵(右Ctrlキー、右Altキーなし、Fnキーあり)となります。

必要なキーが不足しますので、Fnキーと同時に押すことで配置されなくなったキーの代わりができるようになっています。近年はラップトップ(ノート型)もこのような方式でキー数を減らしているものが多く見受けられます。

どのキーをどう省略するか、あるいはどのキーを小さくしてキーを収めるかといった方法は様々あり、特にコンパクトキーボードでは配置・配列に微妙な差があります。

コンパクトキーボードは単純に接地面積を小さくするだけではなく、ホームポジションで全てのキーを打てるようにする意図である場合もあります。HHKBは特にこれで、BLACK PAWNもそれを意識したつくりになっています。

キーピッチ

文字キーの中心から横に隣接する文字キーの中心の距離をキーピッチと言います。 標準のキーピッチは19mmです。 キーピッチ19mmのキーボードをフルサイズキーボードと言います。

キーピッチが狭くなることはうちにくさを招くため、通常はコンパクトにする場合はキー省略などでキーピッチを保とうとします。しかし、それで不足する場合は一部のキーを小さくしたり、キーピッチを狭めたりする場合もあります。

キーピッチが狭いと「小さいキー」と感じることになり、指先を意識する必要が生じてきます。

アイソレーションキーボード

ラップトップを中心にパンタグラフキーボードで採用が増えているのが、各キーの間に隙間を設けるアイソレーションキーボードです。

誤入力を防ぐということですが、指で探りにくく、結局は好み次第です。

ステップ

単純に脚を使って斜めにするのではなく、キートップも含め奥に行くほど高くなるステップスカルプチャーキーボードがあります。

好み次第です。

キートップ形状

キー全体はほとんどの場合錐台で、高さはキーボードによって大きく異なります。 一方、アイソレーションキーボードは立方体に近い形状が多くなっています。 また、パンタグラフキーボードには段がつけられたものもあります。

キートップは平らなもの、中心が凹んでいるもの、さらにキーボード全体に合わせてえぐられているものなど様々です。

キートップは中心部が低いほうが正確な位置でタイプでき、楽で速く打てます。

また、通常はホームポジションを示す突起がFとJキーにもうけられていますが、これがないもの、またはずれているものも存在します。

左右分割

エルゴノミクスキーボードと呼ばれる、左右が完全に分割されたキーボードや、Kinesis製エルゴノミクスキーボードのようにキーボードを抱えるように左右がわかれたキーボード、マイクロソフト製のように左右がそれぞれ中心に向かって斜めになっているキーボード、さらにマイクロソフト製のスカルプトコンフォートキーボードのようにカーブを描いたキーボードなどがあります。

これは、通常のキーボードが手首をひねるようにキーボードを構えなければならない問題に対して、左右の向きを適切化することで手首のひねりを軽減し、またマウスまでの移動距離も減らすというものです。

実際は、ホームポジションで指を当てる時に手首をひねるのではなく、指の曲げ具合をかえることで調整しているだろうと思うのですが、実際にエルゴノミクスマウスを使うとかなり良いので、きっと良いのだろうと思います。

良いのだろうと思う、というのは、私は正規のポジションで打たないため、このようなキーボードはそもそも打てないからです。エルゴノミクスキーボードを使うためには、完全に正規のポジションでタイピングする必要があります。

逆に、完全に正規のポジションで打つ人であれば、検討の価値はあるでしょう。

つくりからみたキーボード

同じ方式、スイッチを採用していて、特段特徴に差がなくても価格にはかなりの差がある場合があります。

最も顕著なのは、鉄板の有無です。打鍵において、ぐらつかない安定感は重要であり、安定感を高めるために基盤底面に鉄板を仕込み、基盤のたわみを軽減して打鍵を確実なものにするという方法があります。

携行性を重視する場合を除けば、通常は重いもののほうが、鉄板や構造によって剛性を高めて基盤を支え、またキーボード自体も安定するため、安定して良い打鍵が可能です。

しかし、高剛性キーボードは底打ちした時の衝撃が大きく、音も大きくなるため、その点に好みがわかれるところでもあります。

そのほか、プラスチック部品のバリやウェルドラインが目立つもの、キートップやキースイッチの歪み、ズレ、傾きがあるもの、ヒゲがあるものなど様々。このあたりは古い金型を使っているUnicomp製のものは、良いキーボードですが目立つ欠点でもあります。

良いキーボードは見えない部分で凝ったつくりになっていて使い心地を向上させているものがあります。

Nキーロールオーバー

Nキーロールオーバーは、キーの同時押しの認識数です。

タイピングにおいては同時押しは稀ですが、ゲームにおいてはよくあるため重要になります。

これは少し複雑で、Nキーロールオーバーに対応していても、「新たに押されたキーは認識するが、キーのリリースは判定できない」というものがあります。

USB HID キーボードプロトコル的事情から、USBキーボードのNキーロールオーバーでの最大同時押し認識数は通常は6です。

PS/2キーボードはこのような制約がなく、個々のキーに対するダウンとアップを送信するため、全キーのロールオーバーが可能です。

これは指が残っていても新規に押したキーが認識されるかの問題ではなく、全てのキーが押されてる状態であることを認識されるかという問題になり、ある種のゲーム固有の問題です。

接続方法から見たキーボード

USB A

最も一般的な接続方法です。 USB1.1でも問題なく動作するはずですが、一般的にはUSB2.0が採用されます。 MicroUSBはUSBアダプタで変換できるほか、PS/2に接続するためのアダプタもあり、一部は同梱されています。 ただし、必ずしもうまく動作しません。

MicroUSB B

スマホなどモバイル端末に対して優先接続することを前提としたものに採用されています。

USBに対してはアダプタで接続できますが、逆と比べてあまり一般的ではありません。 PS/2に対してはアダプタを2つ介する必要があり、動作する確率も下がります。

PS/2

昔、キーボード及びマウスの専用端子として使われていたレガシーポートの一種です。 紫がキーボードです。

現在では、PCに1ポートだけ備えられ、兼用となっているものもあり、そのようなものはポートが緑と紫の2色になっているのが一般的です。

完全Nキーロールオーバーを実現するために必要になることなどから、USBよりもこちらを好む人もいます。

アダプタを介することでUSBに対して接続が可能です。

USB型専用無線(2.4GHz)

専用のレシーバをUSBに接続するタイプです。 通常、PC側からはUSB接続に見えます。

動作が安定していて省電力といったメリットがある場合が多くあり、無線型では最も手軽です。

Unifying

Logicoolが採用する独自の無線方式です。

1台のレシーバーに対して複数のデバイスを接続することができます。例えば、UnifyingキーボードとUnifyingマウスがあったとして、両方を接続するときにレシーバーが1台で済みます。

Bluetooth

汎用の無線接続規格、Bluetoothを用いるものです。

Bluetoothは1:1で通信を行い、通信相手を固定する「ペアリング」という作業が必要になります。 このため、セキュリティ面でのメリットがあり、ジャックされにくくなっています。 (もっとも、わざわざキーボードの無線をジャックするメリットはほとんどありませんが)

モバイルデバイス向けのキーボードは多くがBluetooth方式です。

Bluetoothはバージョンがあるため、注意してください。

値段について

高価格のものが良いものとは限りません。

特に、イルミネーションやマルチメディアキーなど余計な機能のために打鍵がおろそかにされたキーボードなどはよく存在し、逆に価格は安いものの良いものもあります。

各種スイッチ

メンブレン

もっとも一般的かつ簡素で安価な構造のキーボードです。パソコン付属品としてついてくるキーボードは普通はこれです。

接点を含む基盤の上に、キーの位置にコーンのあるラバーシートをかぶせます。そして、その上にキートップを差し込んで完成、という形状です。 キーを押すとラバーコーンがぐにゅっと変形します。そして、ある程度変形すると接点に触れてスイッチが入ります。シートの裏側が接点になっています。

基盤の上にラバーシートをどーんと載せているだけですから、単純で低コストです。 一方、キーのストロークに対するブレが大きく、押し始めが重くて入ると軽いという荷重特性も嫌われる理由のひとつです。 また、キートップのどの位置を押すかによってタッチが変わります。ゴムの変形方向が変わりますから。

アクチュエータをラバーに頼っているため、寿命が短くタッチの劣化が起こりやすいのもデメリットです。

ただ、メンブレンキーボードが必ずしも悪いということではありません。製品によってタッチの差もあり、安価ながらラバーの硬さなどチューニングでうち心地を良くしているものもあります。

個人的にはNEC MATEのキーボードはかなりうち心地の良いメンブレンキーボードだと感じています。

ただ、一般的には性能向上を目的としたリプレイスキーボードでわざわざメンブレンキーボードを選択することはあまりありません。 形状を優先して選択される場合などはあります。

リベルタッチ(特殊メンブレン)

富士通からリリースされている最高級メンブレンキーボードです。メンブレンキーボード=安物という世の中にあって、突出した価格(12000-20000円くらい)ながら、長く作り続けられている名機です。

富士通なので、親指シフトモデルもあり、「メンブレンなのに超高い」ということと併せて変態キーボードの一種ともされています。

富士通グループのPFUにはHappy Hacking Keyboardというものがあります。 本来は、接地面積を極限まで減らした英字配列の静電容量無接点方式キーボードというストイックなモデルですが、今ではキーを増やしたやつだとか、日本語配列のやつだとか、さらにはメンブレン方式のLiteモデルだとか色々増やして商売的に成功しています。 しかし、富士通コンポーネントからリリースされているリベルタッチは、商売する気の全くない進化のなさです。

「メンブレンキーボード」とされてはいますが、構造がかなり違います。普通、メンブレンキーボードが反発力を生んでいるのはラバーシートです。 ところが、リベルタッチはキートップ側に個別にラバードームがあり、さらにキートップは内部パーツがあり、そこにスプリングが組み込まれているというもので、構造的には「接点がある静電容量無接点方式」(静電容量接点方式???)のようなもの。

さらに、キートップに組み込まれている反発力の一部を担うラバードームは35g, 45g, 55gと三種類が付属し、交換することができます(なぜか各15個しかありませんが)。

タクタイル感を伴い、軽やかでありながらタイプライターを打つような確かな打鍵感ということで絶品なのだとか。強固な鉄板を組み込んでいるだけあり、剛性感も高いそうです。

静電容量無接点方式のリアルフォースと比較した記事があります

パンタグラフ

主にラップトップ(ノートタイプ)に使われているキーボードです。 接点構造としてはメンブレンなのですが、ラバーコーンに支持物としてパンタグラフがついており、それによって安定したストロークと薄型化を実現しています。

アクチュエータはラバーコーンです。

最も掃除しにくいスイッチでもあります。外すとパンタグラフの爪が折れて戻せなくなったりします。

薄型化できるため、ラップトップに使われるほか、携行性を重視したキーボードに使われたりします。 個人的にはゲームで使用するキーボードはパンタグラフキーボードが好きです。

支持物があるためストロークは安定していますが、必然的にストロークは短く、また多くはソフトタッチになります。 が、それでもカチカチとしたフィーリングのものもあって、昔はそちらが普通でした。個人的にはカチカチしたもののほうが好きです。

メカニカル

CHERRY MXは現在のメカニカルキーボードのスイッチの大部分を製造するドイツのメーカーです。

CHERRY MXのスイッチは特性ごとにスイッチに色がつけられており、その色で呼ぶことでスイッチの種類を呼び分けています。

ALPS撤退後はメカニカルスイッチといえばCHERRY MXですが、中国製の「CHERRYもどき」もあったりします。これは、Razor製キーボードが採用していることで有名です。

CHERRY MX 赤軸(メカニカル)

CHERRY MXスイッチの中でも新しいのが「赤軸」です。

赤軸はスイッチ特性はリニアで、押しこむほどに重くなります。また、音もしません。

が、赤軸の特徴はその低荷重です。要は、キーが非常に軽いのです。指が間違えて軽く触れただけでも認識されると言われるほどです。

もともとタッチが正確な人なら問題ないのですが、必然的にかなり誤打率は上がります。 また、タッチが不明瞭だとして嫌う人がいます。

このキーボードを好むのは、軽い力で打ちたい人、あるいは腱鞘炎の対策としてキーボードを選定する人です。 ゲーミングキーボードとしても人気があります。

CHERRY MX 茶軸(メカニカル)

茶軸はCHERRY MXの中でも比較的新しく、そして人気の高いスイッチです。

タクタイルフィールの、押し込んでいくと軽い「カチッ」とした感覚があるタイプで、荷重もかなり軽いのが特徴です。

認識点はタクタイルの奥ですから、間違って触れてもそこで止まる場合があります。ただし、それでも間違って押してしまうと「あっ」と思った時には認識されているレベルです。

軽く安定したタッチ、タクタイル感によるわかりやすさから多くの人に好まれており、ゲーミングキーボードとしても最も人気のあるタイプです。

CHERRY MX 青軸(メカニカル)

CHERRY MX青軸はクリックタクタイルで、押し込んでいった時に明確に「カチッ」と入るポイントがあるタイプです。

荷重としては茶軸よりも軽いのですが、タクタイルポイントの荷重が35gあり、そこそこ重いため安定していて誤打率はかなり下がります。 明確に押す意思がなければ入らないレベルですが、キーボード全体をキー入力なしにウェットティッシュで拭くのはかなり困難です。

実際に認識に必要な荷重は大きめですが、どこで入ったかが明確なために底付きしにくく、数値よりも軽く感じます。実際に茶軸よりも軽いキーボードと記載しているものも散見されます。それどころか、赤よりも軽いなどという人も。

ややマイナーとなりつつあり、またゲーム専用と呼ぶ人もいます。 現在、メカニカルらしいタクタイル感が欲しいという人であれば普通に選択できるのはこの青軸ということになります。

うるさいキーボードとしても有名です。

誤打に対しては安定しているもののうち心地は軽快、カチカチという音が打っている実感を引き立てるキーボードです。

CHERRY MX 黒軸(メカニカル)

CHERRY MXで最古の一般向け軸が黒軸です。タクタイル感のないリニアなタッチで、すっと押し込み、強く反発するタイプです。

認識ポイントでの荷重は45cNで、最大荷重は65cNです。これは、比較的重くしっかりしっとりしたフィーリングであることを意味し、軽いキーボードが好まれる昨今においてはあまり好まれず、人気のないキーボードとなっています。入手性も、主要4軸の中では最も悪いスイッチです。

「重い」という人が多いのですが、底付きするような打ちかたをすれば重いですが、ソフトタッチの人なら45cNくらいは簡単に入るため、むしろホームポジションで手はあまり動かさず、指先で軽やかに打つ人の ほうが向いています。

ただ、リニアタッチを底付きせずに打つようにするためにはそれなりに練習が必要です。

また、ローマ字でなく英文のタイプが多い人は、Shiftキーを押すのが苦にならないかチェックしたほうがいいでしょう。

底付きしない人にとってはナンバーワン静音キーボードとなります。一方、パワータイパーが黒軸を使うと騒音に悩まされます。

ALPS緑軸のフィーリングには、近いかもしれません。

CHERRY MX 緑軸(メカニカル)

CHERRY MXの工業向けスイッチで、PCキーボード用としてレア軸となるのが緑軸です。 レア軸の中では一般的なので、稀に出てきます。

POS向けとのことですが、POSでタクタイル感のあるスイッチを見たことがないのでどうなのでしょう。というか、POSでこのカチカチ音鳴らしながら打つのでしょうか。

緑軸は青軸を重くしたタッチ…なのですが、認識荷重は80cN、最大荷重は100cNと「どれだけパワータイパーなんだ!」と思うかもしれませんが、実際感触としてはクリックタクタイルなのでそこまで重く感じません。 すぱぱぱぱん!と打てます。

うるささは青軸と同じようなもので、ちょっと静かに聞こえるのですが、音質的に青軸ほどの爽快感がなく、余人にはうるさく響くかもしれません。

青軸と同じタッチでありながら、より安定した、「しっかりとした」フィーリングのスイッチです。

CHERRY MX 灰軸(ダークグレー軸)(メカニカル)

CHERRY MXの中で最も重いスイッチ、それが灰軸(ダークグレー軸)です。

灰軸は二種類あり、タクタイルフィールのライトグレーと、リニアのダークグレーです。 そして、灰軸はレア軸の緑、激レア軸の透明と白を差し置いて最もレアな「超激レア軸」です。

CENTURYのBLACK PAWNが規格として限定品で9軸全てに加え、主要4軸を1台のキーボードに混合したものの10種類をリリースしたことがあり、それを手に入れました。

認識荷重は80cNですが、最大荷重は145cNです。 80cNなら、そこそこ力は入りますがそれでも普通に「軽く」打てるレベルですが、145cNとなると猛烈に重いタッチです。リニアですからぐんぐん重くなります。完璧に認識点で止めるのは容易ではありません。誰でもすぐ分かるほど、猛烈に重いタッチのキーボードです。

明らかに「普通」ではないキーボードです。特殊な人や特殊な用途で使うものです。

反発力もナンバーワンです。このため、速度的には圧倒的に速く、私の場合青軸よりも平均で20%以上高速な打鍵が可能です。

それ以外のCHERRY MXスイッチ

激レア軸が、白軸です。白軸と言いつつ、白と透明があります。

クリア軸(透明軸)は茶軸と同じフィーリングでかなり重くなったものです。

白軸は、クリア軸と緑軸の中間、クリックタクタイルでありながら荷重変化が小さく、タクタイル感も抑えめなソフトフィーリング。

超激レア軸もうひとつが、ライトグレー軸(タクタイルグレー軸)。 茶軸と同じタクタイルフィールですが、80cNの重いスイッチです。 フィーリングは茶軸・クリア軸とは少し違います。

Matias

ALPS社製スイッチをベースとして改良を加えたALPS互換軸を用いて、かつて名機と賞賛されたApple Extended Keyboardをリスペクトしたモデルをリリースしています。

国内ではダイヤテックが扱っており、エルゴノミクスキーボードのMatias Ergo Pro for Mac/for Windowsもあります。 Matias社のページには日本語配列も紹介されています。

タクタイル感があり、それでいて静音なのだとか。

静電容量無接点

高級キーボードといえばの静電容量無接点方式。採用するキーボードの価格が非常に高いので、高級品といえば、となっています。

ラバーカップの中に円錐スプリングが入っていて、底打ちする時はスプリングが底付きした時、という方式です。接点はなく、静電容量の変化から閾値をとってスイッチが入るようになっています。

なんだか、空中に浮かんでいて、押して行っても触れるものがないから静か、みたいに言われることがありますが、実際はラバーカップとスプリングを押してますし、底打ちすればカツンと音がします。静かということでいえばリニアなメカニカルスイッチのほうが静かである場合が多いように思います。

接点がないため耐久性が非常に高いことと、非常にスムーズな動作が特徴です。 キーの重さ自体はラバーカップとスプリングによるため機種次第です。

特徴として、荷重変化が非常に少ないということが挙げられます。感覚的にはほぼ一定です。 そのため、「力の強さ」ではなく「ストロークの深さ」で判断する必要があり、底打ちする人が多いように感じます。 少なくとも、キーのフィードバックの頼る打ち方であれば、底打ちは避けられません。

静電容量無接点方式で有名なのが、東プレのRealforceと、PFUのHappy Hacing Keyboard(HHKB)です。

Realforceは軽いタッチ、静音モデルとキーによって重さの異なる(ホームポジションにおける指の違いによる)変荷重モデルの存在、そしてわずかなタクタイルフィールが特徴です。

HHKBは全体がコンパクトに作られており、Shiftの上でEisu-toggleでなくCtrlキーになっていたり、無刻印モデルがあったり、US配列モデルがあったりと玄人好み(というよりも玄人気取りをしたい人好み?)のキーボードになっています。 押し下げ圧は45cNで、底打ち音はRealforceよりも好まれています。

HHKBは配列がかなり特殊なので、その特殊な配列に慣れなければ速く打てませんし、その配列になれたら他のキーボードでうまく打つことができません。マスターすれば相当効率的なコーディングが可能ですが、単に通ぶりたい人に適しているという話ではなく、実際に息を吐くようにコーディングする人にとっては効果的なキーボードでもあります。

バックリングスプリング(座屈バネ)

バックリングスプリング方式は、かつてIBMが銃声キーボードに採用しており、その後そのキーボード製造を中止した後はIBMキーボードの製造をUnicompが引き継ぎました。

非常に重厚なキーボードとして知られ、独特のうち心地があります。

その特徴としては

  • 重い。代表的なModel Mで80cNほどある
  • 重量的にも重かったり大きかったりするものが多い
  • かなり高価。IBMが徹底的にこだわったポイントでもあった
  • 基本的にコンピュータの昔話の中に登場する存在
  • 非常に丈夫。Model Fなどは数年使ってもタッチが変化しないとか
  • とてもうるさい。
  • 明確なクリック感と打鍵感を持ち、反発力も強い
  • 押し込みと反発で特性が異なり、クリックタクタイルでありながら戻りはリニア

という、他に類を見ない特性です。

まさにヘビーユーザーのためにヘビーなキーボードですが、入手困難で中古市場で高値で取引されていました。

しかし、2013年からダイヤテックがUnicomp製キーボードの取り扱いを開始し、しかも日本語配列キーボードまで用意してくれています。 タイプライターのようなハードな打鍵と信頼できるキーボードをお求めの方には朗報でしょう。 Windowsキーのある104/109キーボードで、しかもUSB接続とちゃんと現代風になっています。ただし、当時の金型のため仕上げは粗いそうです。

個人的な歴史と選定方法

私は、「かな打ちオルガニストスタイル」という非常に特殊なタイピングをします。

「かな打ち」は、「あ」を入力するために「あ」キーを入力するものです。 一般的にはおじいちゃんの打ち方とか、初心者の打ち方とバカにされるのですが、それなりの理由とメリットがあってやっています。

そもそもは、私が使っていたJXの日本語DOSや日本語BASIC環境でローマ字打ちそのものがなかったことに由来します。もっとも、私ははじめたのが2歳ですから、ローマ字打ちがあったところでとても打ててないでしょう。記号としてしか理解してませんから。

この慣れの問題もありますが、それでキー配列は覚えてしまっていますから、かな打ちの難点「英字とは別の配列を覚える必要がある」という欠点は最初からありません。

そして、ローマ字打ちと比べ半分のストロークで済むため、ローマ字と比べてはるかに高速に記述できます。ローマ字だと私の場合は40%程度の速度ですが、打ち間違えで消しているものを除けばタイピングスピードそのものはほぼ同じです。

しかし、もうひとつの欠点、かな打ちの使用するキーの多さという点は解消されません。英文でも、ローマ字でも数字キーや、右にある記号キーはあまり打ちませんが、かな打ちは全ての文字キーを使います。 加えて、Shiftを押す回数が英文やローマ字の比ではありません。なんといっても、拗音や促音にShiftを使いますから、Shift押しまくりです。 ローマ字や英文では文字キーの右のほうは使わないため、右手小指はシフトキーにありますが、かな打ちでは記号キーを多様するためホームポジションで打つ場合でも文字キー上にあり、Shiftキーにかまえているのは普通は左手だけです。 非常に多くのキーを常用することになり、必然的に広いポジションをとらざるをえません。

そこで、私は元々オルガニストであることを活かし、鍵盤楽器の「これから現在弾いている鍵盤に手を残しながら次に弾こうとする鍵盤に指を動かす」という技を応用、常に打とうとするキーの上に指がいくように手自体を動かすことで高速タイピングを実現しました。

ちなみに、このため10文字以下の単語は、ほぼ一瞬で打つことができます。単語に寄っては分間換算で3000文字を越えますから、秒間で50文字。1文字あたり0.02秒で打っていることになります。5文字なら0.1秒。

普通の人にはできない、しかも手の位置が固定されないため、手を動かした量からキーの位置が予測できない とタッチタイピングができない、という恐ろしい技です。BALCK PAWNやBLACK ROOKは日本語無刻印ですが、問題なくかな打ちしています。もう一種の特殊能力だと思います。

ポジションが変化するため、キーピッチが特殊だったりすると誤打が増えます。

そもそも、手自体を動かしているため、2つの問題が出ます。ひとつは、手を動かした場合のみ勢いがついて強い打鍵になること。もうひとつは、手を動かしているためにキータッチに対する誤差が大きく、センターでない位置から打鍵することや、となりのキーに触れることが多いことです。

このことから、キーが明確に押す意思がなければ動かない重いタッチのものが好ましく、またメンブレンのようなストロークに安定がないものは不可、勢いが必要なため重いタッチでかつ反発力が強いものが好ましくなります。

かといって消してパワータイパーではありません。指に力が入っていないため、押し返されるのには弱く、また指を痛めやすいのです。そのため、反発力があってもあくまでスムーズに動作し、キーボード自体、そしてキーに高い剛性があってブレがなく、ストロークが不快キーボードが好ましいと言えます。

パンタグラフ・アイソレーションキーボードなんて私にとっては最悪のアイテムです。

勢いで沈むためタッチが明確であってほしいので、リニアタイプよりはタクタイルタイプのほうが良く、低荷重キーボードはいまいち。 しかしそういうキーボードならそういうキーボードで工夫して打つので、静電容量無接点方式のキーボードでも普通に打つことはできます。しかしながら、理想としてはやはりメカニカルキーボードです。

インプレッション

現在も問題なく入手可能なキーボードがないため、製品のインプレッションというよりは選び方の参考にお願いします。

IBM PC JX純正キーボード (ALPS緑軸)

私が最初に触ったPCについていたキーボードです。なんと接続方式は赤外線で、本体に単三電池を入れる方式。オプションでカールコードのPS/2コードがあります。

超絶重いのですが、基本的には平らなキーボードで、いつも脚にのせて使っていました。設置して使える場所がうちになかったもので。

ALPSスイッチの中でリニアな特性を持つのが緑軸。

JXキーボードについて紹介しているページを見ると、APLS緑軸であることが紹介されています。今では売られていないALPSスイッチの中でも貴重なALPS緑軸なんですね。

ALPS緑軸のキーボード(というよりも、私の主観からすればJXのキーボード)は板バネが入っておらず、ほぼリニアであるものの、途中にわずかにタクタイル感を生じる「軽くなるポイント」が存在し、その点以外はリニアという特性です。 まぁまぁ重いのですが、非常にスムーズですっと押し込めて、気持よく反発してくる、とても良いキーボードでした。 ただ、ストロークが短くて底付き感が強く、その点はあまり好みませんでした。

このキーボードが最初であったことから、スムーズで反発感のあるキーボードを好む、という面もあります。

ALPS軸についての詳しいデータを載せてくださっているページがあります

Sun Type3 キーボード (メンブレン)

HHKBが配列を真似たというキーボード。

メンブレンなのですが、内部にコイルスプリングが入っており、軽めのリニアタッチ。反発が弱くて、「沈みっぱなし」という印象を受けたことを覚えています。

あと、JXは普通にひざ上で使えるキーボードだったのですが、Type3は厚みがあって、しかもステップスカルプチャーなので設置しないと使えません。 でかいし、子供の私は体を乗り出さないと使えなかったから使いにくかったと記憶しています。

Type3を使っていたのにHHKBに惹かれないのは、Type3が使いにくかった記憶しかないからだと思います。

当たり前ですが、日本語が打てません。キーバインドがそもそも日本語配列キーボードを前提にしていなかったので問題ありませんでしたが、それでも猛烈に打ちにくかった記憶があります。小学校2年生にローマ字は早かったかも。

IBM Aptiva 純正キーボード (メンブレン)

はじめてのJISキーボード。 それまで使っていたキーボードと比べ、ふにゃふにゃして非常に打ちにくかったと記憶しています。 それまでのキーボードと比べてストロークが深く、リリース時の反発が足りずによくキーがひっかかっていました。

ワープロ HITACHI with me

固めのパンタグラフキーボードです。 私はこのマシンで高速打鍵を練習し、かな220c/m、英文330c/mを達成しました。

硬いけれどぺこぺこ感のあるフィーリングでいまひとつではありましたが、それでも結構打ちやすく、速度的にはそれなりに出ていた記憶があります。

ワープロ NEC 文豪

こちらはWith meよりもはるかに大きい本体で、キーボードはメンブレン式。反発力は強いものの、えらくふにゃふにゃしたうち心地で、しかもストロークは短めの、キーの高さも低め。結果的にはなんだかへこへこしたタッチでした。

フルサイズでこれより落ちにくいキーボードに、私は出会ったことがありません。 キートップが平らで指離れも悪いのも悪いポイント。

Sony VAIO MX2 純正キーボード (メンブレン)

バイオレットでお馴染みのVAIOキーボード。

専用メディアキーとパームレストがついている以外はごくごく普通のメンブレンキーボードです。高級機でしたが、コストダウンなのでしょう。非常に悪いフィーリングです。

With Me並のスピードを出すまでに随分かかりました。

この時はメンブレンのフルキーボードに慣れていなかったこともありますが、かなり低荷重なキーボードで、軽く触れるだけで入力されてしまっていたため、非常に誤打が多くて苦労しました。タッチ速度自体は300前後だったのですが、誤打率が10%近く、速度的には100c/mがせいぜい。最終的に200c/m近くいきましたが、結局誤打が多いのはかわりませんでした。

指離れは悪くなく、キー形状やタッチフィーリングそのものは悪くありませんでしたが、低荷重過ぎでした。押し心地もよくありません。

PS/2接続です。

FILCO 剣 (ALPS簡易黒軸)

FILCOには漢字1文字のキーボードシリーズがありました。 その中でも人気が高く、ロングセラーだったのが、ALPS簡易黒軸を採用した「非透明モデル」の「剣」でした。

私の記憶では、コンパクトキーボードとフルキーボード、そして透明と黒の組み合わせで4種類あったのですが、実際は軸違いのモデルもあったようですね。

タクタイル感のある、うるさいキーボードとして有名だったのですが、非常にうち心地がよく、高速打鍵が可能な良いキーボードでした。 非常に安定感があり、誤打率が激減、一気に300c/m到達を可能にしました。

ボディは比較的軽く、ボディの形状はあまりよくありません。設置しにくいし、角度が悪いし、触って痛いです。 手前側の空間はパームレストのつもりでしょうか。悪い冗談です。

そして、ボディの剛性も不足しています。9800円のキーボード、安くはありませんが、高級というほどでもありません。当時としては結構高めに感じたのですが、恐らくそんなことはありません。コストダウンモデルです。 しかしながら、ALPS簡易黒軸のスイッチが素晴らしく、素直に、かつ適切なクリック感を伴って認識され、それなりの反発と共に返ってくる。 反発力から指離れも良く、しっかりしたくぼみによって正確な打鍵が可能、クリック感で入力もわかりやすく、それはまさに私が求めていたキーボードでした。

強いタクタイルである上にそれなりに荷重も必要なため、触ったくらいでは入りません。 これとキートップによる正確な位置が誤打率を大幅に下げる要因となりました。

緑軸がこの感触に近く、ただもっと反発力はあった気がするな、といったところです。

このキーボードの事実上の後継が、Matestouchシリーズであり、CHERRY MXスイッチを採用しています。

このキーボードの接続方式はPS/2です。

ラップトップ IBM ThinkPad G40

ThinkPadは実は2台目ですが、1台目はルーター化していたためキーボードをほとんど触ったことがありませんでした。

ラップトップはふにふにぺこぺこで浅いものが多かったのですが、ThinkPadは硬いタッチの、タクタイル感強めキーボードを使っていました。

押すとコクッコクッと入る感じなのですが、ラップトップとしてはとてもいいキーボードでした。 ただ、スピードが上がってくると反発がないため手が疲れますし、また勢いで指を痛めることが多くて困りました。

ラップトップとして非常にいいキーボードで、これを理由にNECでもPanasonicでもSonyでもなくIBMだったのですが、実はFMV C6310のほうがちょっとストロークが深くていいタッチだったので、悔しかったです(同時期のものではありません)。 要はタクタイル感を重視しているのですが(認識される時に強い抵抗があったほうがいい)、ThinkPadの以前のキーボードはタッチがカチッとしていて、それを好んでいたわけです。しかし、FMVのほうがさらに硬く、ストロークもあったと。

Logicool メンブレンキーボード

980円のキーボードでした。G40の入力速度向上のために購入したものです。

キーボードは「ないと困る」ので、最低限あってくれなくてはいけないのですが、この頃その最低限のために存在していたのが1000円くらいのメンブレンキーボードでした。

特徴は全くありません。ただのUSB接続のメンブレンキーボードです。

ただ、重要なのはそのようなキーボードであっても、G40素の状態の220c/mから250c/mまでは上がっているということです。フルサイズキーボードの効果なのか、あるいはストロークがあることによって私の打ち方が助けられているからなのか。

少なくとも、ラップトップや、フルサイズでないキーボードなど成約された入力環境でないだけでも生産性はかなり向上するのは確かです。 タッチはかなり不満でしたし、誤打はかなりありましたが、それでも随分と改善しました。

Owltech Mechanical Keyboard CHERRY MX 青軸

Owltechは青軸のほか、赤軸と茶軸のメカニカルキーボードを出していて、キートップの光る青軸も出していたりします。

フルキーボードで、パームレストもついていて、それでいながらメカニカルキーボードとしては非常に安価なもので、やはり剛性感や安定感などは高級品、例えば定番のMajestouchなどと比べれば劣りますが、スイッチ自体は同じものですし、メカニカルキーボードの入門には良いものです(黒軸がありませんが)。

メディアキーも、実は結構便利です。ボリュームコントロールと再生コントロールだけですが、それでもかなり。

ちょっとスペースキーが短めですが、その分かな打ちで多様するカタカナひらがなキーなどは押しやすいのもポイント。キーサイズが違うので探りやすいのです。

青軸のテンキーは素晴らしいと思います。テンキーに最も向いているのは青軸ではないでしょうか。

誤打率は低く、非常に打ちやすいものの、戻りが遅くあまり速度が出ません。使ってて不満はないのですが、実際に速度はどうなのかと計測すると遅くてダメでした。 反発が弱いため指離れが遅く、指を次のキーに持って行かないといけない私のタイピングでは指離れが遅いのは決定的に速度を下げます。

ゲームではうるさいことと、戻りが弱いこともあって、あまり使おうとは思えません。

ThinkPad e440 ラップトップ

LenovoのThinkPadです。

アイソレーションキーボードで、ぺこぺこしています。ただ、「ぱちっぱちっ」という感覚があるため、あまたあるアイソレーションキーボードの中ではだいぶマシです。

キーピッチは19mmのフルサイズ、キーストロークは2mmです。 恐らくはフルサイズであること、アイソレーションでキートップに高さがあること、ストロークがそれなりに確保されていることが効いているのでしょう。

しかし、誤打こそ少ないものの、ぐにょぐにょしている上によれも激しいストロークとタッチ、ちょっと夜しがたい劣悪さです。 打てるけれど、打ってて楽しくない。ペースも上がりません。

キートップは地味にくぼみがあって、アイソレーションキーボードということもあり誤打低減に貢献しているのでしょう。指は非常に離れ難く、高速タイプは困難です。

配列的には少なくともFキーをFn併用にすべきでなかったと思います。FnLockはありますけど。そして、Fnキーを左下に配置すべきでもありませんでした。

ThinkPadがこんなキーボードになってしまったと思うととても悲しいです。

SANWA SUPLY USB&PS/2スリムキーボード SKB-SL10SV (パンタグラフ)

W225×D99×H23.5mmという超コンパクトキーボード。キーピッチは15.6mmで、キーストロークは1.9mmのパンタグラフキーボードです。

やはり、タッチがどうという問題できないのですね。フルサイズでない時点で、非常に打ちにくいのです。このキーボード、まともにタッチタイピングできません。

できませんが、ただ、こうなるとタッチが好くても悪くても一緒、ということにはなりません。見ながら、かつスピードを出そうとせずに打てば、それなりの速度が出ます。ミスが出ないのです。この手のキーボードでは、他のキーボードだとミスタッチが多すぎて話になりません。

ただし、スピードをあげようとしてはいけません。なぜならば、スピードをあげようとすると、私の指は斜めから入ることになり、キーが小さく、かつストロークが短いキーボードでは正確に指が入らないのです。 確実に打つようにすればそれなりのペースが確保できます。

昔のラップトップのような、硬めの、アイソレーションではないパンタグラフキーボードです。

NEC MATE 付属キーボード (メンブレン)

NECの法人向けPC MATE。MY18A/E-4についていたものですが、これはMATEについてくる定番で、秋葉原では大量にジャンクで売られているアレです。

メンブレンキーボードで期待するところは何もない…と思ったのですが、驚きました。

このキーボードは、2つのUSBポートを備えている少し特殊なものです。キーボード自体にやや厚みがあり、必要以上に大きいという意味では特殊ですが、キーボード自体はその程度のものです。

ところが、フィーリングは、ポコンと入って(ストロークの過程は感じない)パコンと返るというもの。まぁ、メンブレンのゴムが潰れることだけで潰れる時にぽこんという感覚がタクタイル感になっているのですが、これが結構硬めのフィーリングで明確なタクタイル感になっています。

ストローク感は軽すぎて感じませんが、タクタイルは強くて明確。反発はないものの反発の過程でぽこんと戻る感覚も明確。

つまり、腱鞘炎になりにくい軽いタッチでありながら入力感覚は明確で、リリースの感覚も明確、さらに入力の抵抗は大きいので誤打は少なく、ぽこんと戻る勢いで指も離せるので指離れもいい。

という、ゴムのチューニングでここまでできるのかという、とても良いキーボードです。法人向けとして延々キーボードを叩くサラリーマンを相手に進化してきた、ということでしょうか。

ちなみに、右Windowsキーがあるタイプで ShiftやEnterなど一部のキーは通常の台形ではなく、より鋭角に立ち上がって段になる返送的な形をしています。恐らくは、大きいキーをちゃんと中心部を押させることでスタビライザーなどを省こうという考え方なのでしょうが、よくできています。

キートップは中心部分が凹んでいる形で、正確に打ちやすく、さらにキートップの立ち上がり方は段によって違います。最下段のキーは上側が鈍角、下側が鋭角で少しオフセットされています。最上段のファンクションキーはその逆です。全ての段が違っています。 大量生産のためでしょうか、キートップは若干凝ったものになっていますが、恐らくそれはコストダウンと使い心地を両立させるためでしょう。キーピッチを維持しながらキートップを小さくすることで正確に中心を押させて、メンブレンの「中心から外れた時のうち心地の悪さ」を解消しているのでしょうか。縦方向には少しキーピッチが広がるようにしてうちやすいしてるのかもしれません。

タクタイル感の強いパンタグラフキーボードのストロークを大きくしたようなフィーリング。コストダウンが必ずしも悪いうち心地とイコールでないということを感じますね。

ハブ機能でマウスのケーブルをひっかかりにくい手元にもってこれるとか、脚ではなくケース全体で角度をつけた上で脚が出せるとか、微妙にステップスカルプチャーになってるとか、ものすごくこだわったキーボードです。鍛えられてるんでしょう。

hp Pavilion x2-10 ラップトップ

コンバーチブルタイプのラップトップで、ほぼタブレットなので、一般的には「キーボードカバー」などと呼ばれるようなものです。あくまでキーボードであり、インターフェイスもありません。

が、これがなかなか良いのです。アイソレーションタイプでキーピッチ17.3mmを確保。キーストロークは1.5mmと非常に浅いのですが、ポチポチ感があって結構打てます。 さすがにスピードタイプは難しいのですが、タッチタイピングはできるし、気をつけて打てば誤打も多くはありません。

かな打ちで生じる意図しないキーの接触よりも、アイソレーションキーボードであるためか同じ誤打をローマ字打ちでも生じるため、特にかな打ちだから遅いという状態にもなりません。慎重に打つ必要があります。

CENTURY BLACK PAWN CHERRY MX 灰軸(ダークグレー軸)

BLACK PAWNはHHKBライクなコンパクトなメカニカルキーボードです。 厚みがありますから、持ち歩き云々というよりは、HHKB同様、可能な限り手の移動量を減らして高速タイピングを可能にする方向なのでしょう。

BLACK PAWN自体はどちらかというとゲーミングキーボードなのだと思いますが、なんとCHERRY MX全8軸に加えて、主要4軸を段ごとに変えて混ぜた4軸混合という9種類がリリースされました。主要4軸以外は限定品です。

私が使っているのはCHERRY MXで最も重いリニア軸、ダークグレー軸です。反発力が強くて高速打鍵が可能。リニア軸であってもかな打ちの私のスピードをしっかりと受け止めてくれます。

しかし、疲れます。特にモディファイアキーが重く、かな打ちの場合Shiftを多用しますが、小指で打つShiftはかなりしんどいのです。また、CtrlやFnキーの打鍵も結構ハードです。

PALCK PAWNの場合、非常にコンパクトなキーボードで、指の移動量が少ないためそれはそれで快適かつ高速に打てるのですが、一方で「半角/全角キー」と「Deleteキー」がFn併用キーになっています。 IME切り替えはCtrl+Eisu-toggleにアサインすることでしのぎましたが、Deleteはプログラミングではかなり多用するため過剰にハードです。モディファイアキーは非常に重さを感じるため、余計にハードです。 FNキー(F1など)も多用するため、これもFnキー併用になっているのがハードです。 しかしながらBLACK ROOKにはダークグレー軸ありません。

コンパクトでしっかりしていることもあり、高速打鍵はできるのですが、手が痛くなることもあり、相当ハードなキーボードです。このことから、展示品を指を立てて押しても分からない、ということが分かりました。 普段押しているのと指の角度が違ったのですね。

底付きさせないように打つことがまだできていないのですが(ノッてくると底付きしてしまう)、底付きさえさせなければ非常に静かです。底付きさせずに高速打鍵するためには、練習が必要なだけでなく、集中力も必要です。2.0mmに限りなく近い打鍵ができればより速くなります。

長時間打ってると腱鞘炎になります。注意が必要です。

BLACK PAWNのキー配列はスペースバーが大きく、しかしかなキーが小さいのでかなキーを多用するかな打ちのスタイル(英字を打つためにローマ字と比べるとそのまま打つことが難しい)では最初戸惑いました。

右のShiftはありますが、とても小さくてうつのは少しむずかしいです。Alt, Ctrlは左だけです。

4種類のディップスイッチによる入れ替えが可能ですが、BS/Delの入れ替えはありません。ESC/EJの入れ替えはありますが、私はESCも多用することから、ESCはそのままに、Fcitxのキーバインドとして、Ctrl+Eisu-toggleを加えました。 ディップスイッチ入れ替えのための4つのキートップも付属します。

ちなみに、BLACK PAWNは青色の調整可能なキーライトですが、最大にすると前を向いていても眩しいレベルです。超イルミです。OFFにもできます。キーの上側にライトが入っているため、上段は数字でなく記号がライトアップされます。

実は、Fn併用で音量キーとCALC/APPキーがあったりします。

CENTURY BLACK ROOK CHERRY MX 緑軸

BLACK ROOKは91鍵ですが、20000円ほどする、最高級キーボードになります。 最高級といっても、うち心地よりもイルミネーションなんかにコストをかけているようなキーボードではありますが、鉄板入りですし、そこそこ重いキーボードなので安定感や剛性感もあって非常に打ちやすいキーボードです。

イルミネーションは派手さメインであまり実用的でない気もしますが、BLACK PAWNで問題だった上段のキーが数字でなく記号がライトアップされるという問題は、プリントが逆になっているので改善されています。ESC/A/S/W/D/Fn/カーソルが独立したイルミネーションになっていて、それとその他の2系統に対してそれぞれ赤と緑のLEDを任意の段階で点灯/消灯できます。混ぜることもできます。

91鍵盤はやはり便利ですね。単純なテンキーレスのレイアウトですが、ボリュームと再生のメディアキーがついています。 SAVEとかLOADというキーもありますが、一体なんのキーなのかわかりません。

下段モディファイアキーが全体的に小さめで、スペースバーを大きくとっています。そのため、モディファイアキーやかなキーのタッチにちょっと戸惑うこともあります。

Windowsキーと入れ替えるルークキーが入っています。

緑軸は青軸よりも確かなうち心地で、私にはベストなようです。安定して打つことができ、疲労も少なくて良いです。 青軸は、どことなく押し込んだ時に頼りない感じがします。押すという決断よりも速く入りますし、指を動かしたい気持ちよりもだいぶ遅いのです。そうした青軸の便りなさを払拭するのが緑軸、という感じがしました。

ただし、反発は強くなっているのですが、それでも足りないのか、速度は十分に出ていません。あるいは、ダークグレー軸が速すぎるのかもしれません。そのため、長文を一気に打鍵する場合はダークグレー軸に戻しています。

日常的に使うのに素晴らしいキーボードです。BLACK ROOKも緑軸も、とても良いです。 緑軸はさすがに好みによりますが。 BLACK ROOK自体は、高級なだけあって安定していて、またテンキーを除けば必要なキーもあり、メディアキーもあるので文句なしのキーボードだと思います。軸によっては、Majestouchよりも安く手に入るものもあります。

なお、CENTURYの緑軸はBLACK ROOK, BLACK PAWNとも在庫僅少で、私が入手した時点では在庫しているのはAmazonとEC-JOYのみ、Amazonで残り2台でした。

BLACK PAWN 灰軸 と BLACK ROOK 緑軸の使い分け

ほぼ同時に購入したBLACK PAWNとBLACK ROOKですが、手はひとつじゃないか、ということでどう使っているかというと。

速度的には間違いなくPAWN灰のほうが出ます。 しかしながら、PAWN灰で高速打鍵しようとすると、かなり疲れますし、しかも集中力が必要です。さらに、あまり長時間打ち続けていると腕が痛くなります。

このことから、調子が乗ってきて、長文を一気に打つ必要がある時に集中状態で使うようにしています。

普段ということではキーの数も多くてメディアキーがあり、PAWN灰ほど負担のないROOK緑を使用しています。 使いやすいのはROOK緑のほうです。

ちなみに、会計処理の時はOwltech青を投入してテンキーを使っています。

Since: 2016-02-10 14:17:06 +0900
Last update: 2016-02-10 14:17:06 +0900
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