Manjaro 16.08 Preview

Manjaro 16.08 ELLADA

Manjaro LinuxはArch Linux派生のLinux Mint的なディストリビューションである。
初心者向けを標榜してはいるが、あんまり初心者向けではなく、Archから一般的用途においてこだわりよりも簡便であることを優先したものと思えば良いだろう。

その最新バージョンであるManjaro Linux 16.08 ELLADA。
8月31日に正式リリースされたが、今回のストレージクラッシュによる長時間の利用不能を利用してシステムのクリーンナップを兼ねて256GB SSDへの移行を再インストールで行い、Manjaro Linux 16.08 Pre5を試した。

Manjaro LinuxはArch Linux同様のローリング・リリースであり、どのバージョンからインストールしても常に最新のバージョンが保たれる。
しかし、新パッケージに含まれない変更も存在するため、インストールしたバージョンによって少し環境が異なってくる。
(なお、Arch Linuxではほとんど差が出ない)

これまでManjaro Linux 16.06ベースまでは試していたが、16.08は試していなかった。その変更点が重要だったため、少し言及する。

Calamaresインストーラ

これまでManjaroのGUIインストーラはThusとCalamaresのふたつがあった。

Thusが旧来のもので、ずっと「ベータ版です」と警告されていた。
そして、Thusは正式版になることなく開発停止され、ManjaroはCalamaresに移行していた。

Calamaresは汎用インストーラであり、Manjaro/NetRunnerのほか、FedoraやopenMandrivaも協力している。

だが、その完成度は低く、

  • ファイルシステム指定が十分に機能しない
  • LUKSが使用できない
  • LVMの利用もうまくいかない場合が多い
  • UEFIインストールもうまくいかない
  • 要は手動パーティショニングでは何もできず、自動インストールでもなんの選択肢もない

というもので、事実上Thusを使うしかなかった。

ところが、16.08からThusが削除され、Calamaresだけになった。
「当面は最新ISOは無理か!?」と思いきや、長年の問題とされてきた手動パーティショニングの問題をついに解決したというだけあって、LUKS暗号化を含めちゃんと機能するようになっていた。

今回は

  • SSD
  • GPT+BIOS
  • 2パーティション(/boot=EXT3, /=XFSonLUKS)

という構成にした。
XFS on LUKSはXFSを選択して「暗号化する」という選択だけなので難しさはない。LVMはインターフェイスがないので、LVM PVを選んでもどうだろう?

/bootはdefaults,noatime, /はdefaults, noatime, discardオプションとなった。
ルートファイルシステムに対するnoatimeはパフォーマンスは向上するが、セキュリティ的には決して推奨できないので注意(ただし、調査・検証を行う人に限る)。SSDに対するdiscardはきちんと認識されてオンにされる。

アートワーク

アートワークの改善に力を注いでいるそうで、/usr/share/backgournds以下に大幅にファイルが追加された。

これによりManjaroを活かした壁紙を設定する場合の選択肢が増えた。ただし、初期設定の背景フォルダとして指定されていないため、多くの人は気づいていないだろう。

VLC

標準で採用VLCがextravlcではなく、vlc-nightlycommunityとなり、VLC3系となった。

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